まさかこんな経験を人生でするとは……。

 

6日(木)3時頃、北海道で地震が発生しました。

震源地の厚真町から車で30分ほどの距離で生活する私は、

人生で経験したことのない揺れで目が覚めました。

最大震度は7。

私のいる場所は震度6弱だったようですが、揺れだけでなく、地鳴りのような低い音を全身で感じました。

これまで、テレビの報道などで震災の現場を見たことがありましたが、

自分自身がその状況の中にいる時がくるとは思ってもいませんでしたし、

今でも半分実感がないくらいです。

停電、断水、そして食糧不足…

余震も続き、土砂崩れなどの警報が出ており、身動きがあまりとれないなかで、

“生きる”ために必死な日々を過ごしています。

 

この度の震災において被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

実際に経験した身としても、一日でも早い復旧を願っています。

 

生き抜いて、強くなる

 

満足に食べられず、満足に眠られない中でも、

当然のことながら、

馬との生活を放り投げるわけにはいきません。

自分達がいなければ馬は生きていけないと、

自分達の生活よりも馬のことを優先する人達がほとんどであり、

大変さと、この仕事への情熱を自分自身で感じながら、

その気持ちを奮い立たせながら毎日を過ごしましています。

世間の報道とは異なり、電気が復旧するのに時間がかかり、

電話もインターネット通信も制限されるという普段ではなかなか経験できない環境で生活しましたが、

当たり前のことが当たり前ではなく、

日々起こる身の回りのこと一つ一つについて考えさせられる良い機会となりました。

また、普段と変わらず本来の姿を見せてくれた馬達には心救われました。

放牧地では思いっきり駆け、馬房ではマイペースに眠り、

人間にはいつも通り甘える。

いつもの仕草や行動は、普通の生活ができない、そして街などで違う光景を目にする私達にとっては勇気づけられるものでした。

「頑張ろう!」

「心配ないよ!」

と、言われているようでした。

地震の前日に上陸した台風をも経験した馬達は、

これまで以上にたくましく育ち、強くなって、

競馬場で多くの人々を感動させてほしいと強く願っています。

そのために、彼らのために今後も牧場でできることをしっかりやろうと思います。

 

しばらくブログ更新できませんでしたが、再開します。

引き続きお付き合いください。