世界最大の1歳馬セール開幕!!

 

2週間で約4500頭が上場される世界でも最大の1歳馬セールであるキーンランド・セプテンバーセールが10日に開幕しました。

今年の米国3冠馬であるジャスティファイ号、

日本では安田記念を勝ったモズアスコット号も本セールの出身であり、

世界中から多くのホースマンが集まります。

私は過去に、米国で修行していた2013年に現地で見たことがありますが、

この短期間でこれだけの頭数、そして有望な馬たちが上場されるだけあって、

セリ場は独特のエネルギッシュな熱気に包まれます。

上場馬は、前もって主催者側が血統・馬体診断等を行いランク付けをし、

全体の中で良い馬と評価された馬から早い日程で上場されます。

今年はカタログ(セリ名簿)がBook1からBook6(評価の高い順から低い順へ)まであります。

価格が高騰する可能性は日程が早ければ早いほど高いですが、

良質な資質を兼ね備えている馬を探している購買者は、

Book1の初日から参加することになります。

私は今年現地には行っていませんが、以下の2つの観点から注目しています。

 

ポイント

①多くの専門家が世界中から集まる貴重な場なので、評価される馬の血統、特に新種牡馬に注目

②後々、落札馬が日本に輸入され、クラブ募集馬になる可能性がある

 

これだけ活躍馬を毎年確実に輩出しているセリ市ですので、

馬見に肥えている多くのホースマンが実際に来て、評価するので、

集中した場合、競り上がり、価格が上がり、評価がわかりやすいのです。

新種牡馬は競走成績が素晴らしい場合でも、産駒にその秀でた能力が遺伝されるかは産駒が走ってみないとわからないため、

評価は非常に難しいですが、以前の項で新種牡馬の評価はセリ市に注目するべきとお伝えしたように、
(*注目の新種牡馬産駒の評価は!? -セレクトセールの結果に注目-

産駒の全体のデキは種牡馬として成功するか大事なことです。

2つ目の注目点ですが、日本人が購買し、その馬がもしクラブ募集馬になった場合、

日本にはあまり導入されていない血統の馬の可能性があり、

出資できたら、「夢とロマン」がありますよね。

もしかしたら、海外で走っていたかもしれない馬に出資するのですから、

一口馬主の醍醐味でもあります!

もちろん値段にとらわれず、‟良い馬”であればのことですが。

 

さて、初日の結果ですが、90万ドル(日本円で1億円)以上で落札された馬が6頭でました。

タピット、カーリン、パイオニアオブザナイルなどのすでに実績を上げている種牡馬の産駒たちの中で、

この日の最高価格は現1歳が初年度産駒の3冠馬アメリカンファラオ産駒です。

なんと……220万ドル!!

日本円で2億4500万円!!

凄いですね、そんなお金をポンと出せる人が羨ましいです(笑)

また、本馬産駒は初日に14頭上場され、12頭が落札されました。

その中には、牝馬で67万5000ドルの値がついた馬もおり、

全体の評価も高かったようです。

昨年、11月に同じくキーンランドで行われたセリ市にて、上場されていた同産駒の当歳馬たちを見ました。

この時期、ちょうど成長の段階で身体のバランスが崩れることがあるので、

正確に資質を評価するのは簡単なことではないのですが、

そのなかでも魅力的な印象をもつ馬がいました。

購買者たちからの評価も高かったです。

まだまだセリ市は続くので、明日からの結果ももちろん注目していますが、

将来、日本で産駒が走る可能性もあるので、個人的に全体を通してどのくらい評価されるのか注目しています。