万人が選ぶ馬には要注意!!

 

各々の会社が開催するクラブ募集馬の展示会、またはセリ市において、必ずと言っていいほど『目玉』と評される馬がいます。

誰かが事前にそういった情報を流すのか、当日見た方々の間で噂が広がるのか、聞いてもいないのに耳に入ってくることがあります。

何かが秀でている、もしくは秀でているような気がすることから、良い馬と評価されるのでしょう。

「この子は間違いなく走る!どう見ても、どこから見ても良い馬!」

と、声が聞こえることもあります。

ただし、このように‟誰が見ても良い馬、欲しくなる馬”は、自分の目でしっかり見て、先入観に惑わされずに判断する必要があります。

なぜなら…

必ずとは言えませんが、これまでの経験上、歴史上目玉となった馬は不思議と走らない馬が多いからです。

ジンクスなのでしょうか…

いいえ、馬に失礼なので言い方を改めますが、

ある集団の馬達の中で、こちら人間の大半が走ると予測した馬がなかなか結果が出ないことが多いのです。

その中には必ずしも能力を出し切った上での成績ではなく、途中で故障してしまう馬もおり、理由は一つではありません。

が…全て含めてその馬のアスリートとしての能力であり、私達はその資質をしっかり評価する必要があります。

実際に、なんとな~く良いと思う馬は皆共通していることが多く、逆に何かしら意思を持って馬を選ばれている方々の評価する馬はそれぞれ異なるケースが多いです。

 

募集価格に目を向けずに、まずは自己評価する!!

 

私は、『目玉』になった時点で、正直その馬をあまり熱心には見ません。

‟あまり”と記したのは、なかには走る馬もいるから無視はできないからなのですが、

実際に万人が良いと評価する馬は応募する人も当然多くなるので、抽選で漏れて出資できない可能性が高まります。

それならば、他に良い馬を自分の意思で探したいと思うのです。

ここで、皆さんが馬を評価する際にどうしても頭に自然とインプットされて自動的に総合して評価してしまう要素についてお話します。

それは馬の値段です。

クラブでの募集価格、セリ市ではリザーブ価格と言って販売者側が決める値段を意味しています。

皆さんはこの値段をどう思っていますか?

クラブ募集の馬で、最初に見る時に何か疑問を持った方はいらっしゃいませんか?

実は、販売者側が自由に決めれることが多いのですが、決して本馬の評価額を表しているとは限りません

ん?どういうこと??言っている意味がわからないと思っている方、当然だと思います(笑)

わかりやすく説明しますと、販売者側が資質をしっかりと評価して付けた値段になっている場合もあるのですが…

ここはあくまで競馬の世界です。

そう、先行投資そしてハイリスクハイリターンの世界です。

本馬を生産するにあたって、種牡馬の交配料や場合によっては母馬の導入費などの経費がそれ以前に存在します。

また、兄弟馬が走っている場合に、あまりに値段を下げると、それによって母系の評価を下げてしまうと考えることもあります。

ですので、販売者側にとっては馬のデキにかかわらず、この値段以下では販売できないという実情があります。

生活がかかっているのですから。

販売価格を上げることはできても、なかなか下げることができない現状があるということです。

種牡馬の交配料が高いから、本馬の値段はこれくらいするのだろうと思っている方はいると思いますし、間違ってはいません。

しかし、同じ種牡馬の子でも値段はそれぞれです。

いろんな要素を含んでの‟価格”ということを頭に入れておいてください。

現実と希望が組み合わさったものなのです。

それに対して出資する私達は、現実的に走る馬を探しています。

何の先入観も持たずに実馬を見ることを私が強くお勧めしているのは、

販売者側の提示した事柄に左右されずに、出資するべき馬を自分で見て考えて選んだ方が、冷静に判断できるからです。

良いと思った馬がいたら、それから値段に目を向けます。

自分の評価と見比べて、本当に出資すべきか考えるのです!