なんの先入観も持たずに馬体を評価する

 

2018年度のクラブ募集馬が早いところでは発表されています。

カタログが配布され、募集馬の展示会もクラブによっては行われ始めています。

私は、その年のカタログを初めて見る時がとても楽しみで心躍る瞬間です!

皆さんもきっと同じだと思います。

これから何年も応援して楽しめる馬はどの子だろうか、収支プラスをもたらしてくれるのはどの子だろうか、あの子の兄弟姉妹はどんな子だろう、などなど将来の楽しみを想像しながら目を通しているのではないでしょうか。

皆さんは、どのように一番最初にそのカタログをご覧になっていますか?

血統から気になる馬を抜粋しますか?募集価格から抜粋しますか?入厩予定厩舎から抜粋しますか?

ここで、カタログの見方について一つ提案があります。

まず、‟なんの情報もなしに馬体の写真だけ観て、どの馬が良さそうか考えてみる”ということです。

世の中には、不思議と全く同じ身体構造を持つ馬はいません。人間もそうですが、同じ動物種で似ているということはあっても、まったく同じということはあり得ません。

おそらく一つのカタログ(数十頭含まれる)を見ると、その中で自分が良いと思う馬が数頭いるのではないかと思います。もしかしたら、いない場合もあるかと思います。

そして、なぜ自分がその馬が良いと思ったのか考えてみてください。

全体の雰囲気なのか、身体のあるパーツが秀でていると感じたのか、など自分がどこを評価しているのか純粋に考えられるのです。

なぜ、一番最初にそれをすることをオススメしたかというと…

先入観というのは凄いもので、前記した情報が頭に入ることで、勝手に良いイメージを持ってしまうことが多いからです

例えば、種牡馬によっては、身体のこの部分がこういう特徴を持った馬が活躍しやすい、という情報があるとします。

それを知ったうえで本馬を見ると、それに該当するように頭が勝手に思い込んでしまうことがあります。

そうでなくても、これだけディープインパクトやキングカメハメハ産駒が日本の競馬を席捲している時代ですから、両馬の産駒というだけで正直良く見えてしまうことがあるのです。

毛色が同じということで、親にそっくりに見えてきたりもします。

私もずっと前にそうでした。それぞれ異なる特徴・個性をもっているのに、サンデーサイレンスの産駒というだけでほとんどの馬を良いと思ってしまっていたのです。

ある時期から、なんの先入観も持たずに、まずは馬体写真のみを見て、良いと思った馬を選んだうえで血統などを見ることにしたところ、その馬の資質を評価するのにはこちらの方が良いとわかりました。

ある1歳馬を見て、「あの父親の産駒だとしたら、もしかしたら走るかもしれない」と、まずはそこから入り、その後血統をチェックして合っていたら、可能性が広がるのではないでしょうか。

実際にカタログページを開くと、1ページ内に写真と血統表が載っていることも多いので、なかなか写真のみを見るということが難しい場合があります。

そこで私は最初の頃は、友人などにお願いして、前記した情報を見れないようにその部分に紙などを貼ってもらい、写真のみを見るようにしていました。

こうすることによって、募集価格が決して高くない馬や地味な血統な馬でも、将来活躍する子を見出せるようになっていきました。

最初の頃は慣れないかもしれませんが、トライする価値はとてもあります!!

過去の募集カタログを用いて、後追いでやってみると面白いですし、勉強にもなると思います。