キャンディライド Candy Rideの血

 

5日の朝に米国クラシック第1弾のケンタッキーダービーが行われます。

ダートのトップホースが出走し、通常のGIレースとは異なり、特別な意味をもつレースでもあります。

本レースの勝ち馬は後々種牡馬としての価値も高まるので、世界中のホースマンが注目しています。

歴代の勝ち馬、もしくは高パフォーマンスを残した馬がその後種牡馬として日本に輸入されている歴史もあるので、

注目しています。

私が個人的に注目しているのはキャンディライドという種牡馬です。

今回、昨年のブリーダーズカップジュベナイルの勝ち馬ゲームウィナーとブルーグラスS(GⅡ)勝ち馬のヴェコマの2頭を送り出します。

今年で20歳の本馬ですが、スピードの資質を伝える能力は相当なものと感じています。

アルゼンチンでデビューし、デビュー2連勝でサンイシドロ大賞というGIレースを制し、

3戦目のJSアンチョレナ大賞(GI)では、芝1600mの世界レコードとなる1:31.01を記録してGI2勝目を挙げました

アルゼンチン時代の3戦で2着馬に付けた着差の合計は28馬身に上ったほどで圧倒的な強さを見せつけました。

2003年から米国に移籍し、アローワンス競走とアメリカンハンデキャップ(GII)を連勝。

移籍3戦目のパシフィッククラシック(GI、ダート10f)ではデルマー競馬場のコースレコードとなる1:59.11を記録して米国での初のGIタイトルを獲得しました

6戦無敗と底を見せておらず、更なる活躍が期待されましたが、左脚球節の故障により戦線を離脱し、2004年8月に現役を引退し、種牡馬生活を送っています。

競走馬としてスピード溢れる能力を示しましたが、

ブリーダーズカップクラシックやペガサスワールドカップを勝ったガンランナーなどの一流馬をこれまで輩出しています。

短距離から中距離までトップスピードで走りきれるスピードと瞬発力を持った産駒が活躍しており、

2歳時から活躍できる早熟性も兼ね備えている血脈です。

父系はRide the Rails~Cryptoclearance~FappianoとつながるMr.prospector系です。

米国で安定した産駒成績を残していますが、日本の競馬にも合っているのではないかと個人的に思っています。

これまで現地を訪れ3回本馬を見ていますが、

低重心の馬体で、骨格がしっかりしており、脚元に負担のかかりにくいコンフォメーションの持ち主であることも評価が高い理由です。

本馬は高齢ですし、これから他国に移動するということは考えにくいので、

血脈を引き継いだ産駒たちに期待しています。

昨年、サウスヴィグラスという非常に堅実で生産者そして馬主さんからも人気の種牡馬が亡くなりました。

その代わりになれる血脈ではないかと勝手ながら考えています。

日本には本馬の産駒はあまり輸入されていないですが、

資質を受け継いだ産駒が種牡馬として導入されたら面白い存在になるのではないかと思います。

さて、そんな思いでケンタッキーダービーを観ます。

ゲームウィナー、すでに素晴らしい成績を挙げていますが、レース結果によって日本人が導入したりしないかと注目しています。