世界を席捲する可能性は大いにある

 

昨年の11月に、米国へ出張に行っているときのこと。

向こうの競馬関係者から、

「来年、ヨーロッパからとんでもない花嫁がディープインパクトのもとへ送り込まれるらしいな。

何か聞いているか?。」

と話がありました。

その時点で、何も知らなかった私ですが、

‟火のない所に煙は立たない”ものですから、

おそらく本当の話だろうと思っていました。

そして、その後ニュースで間違いなかったということと、花嫁たちの名前を見て大変驚きました。

記されていたのは、マインディングウィンターの超超超一流の競走成績を残した名馬2頭。

前者は牡馬にも負けずにGⅠを7勝し、

2016年のカルティエ賞欧州年度代表馬に輝いた馬です。

後者は、英1000ギニーをはじめとするGⅠを4連勝した名馬であり、

何より、送り込むのは世界の競馬を代表する組織であるクールモア。

彼らは種牡馬ビジネスを主体とする組織でもあり、

どれだけディープインパクトの血が切望されているのかわかります。

彼らが過去に発掘し、成功させたデインヒルやガリレオとは異なるサイアーラインをもつ馬を探しているのは明らかであり、

その一番手に挙げられていることは、行動から疑いようがありません。

本年の種付け料は、公表されている中では世界でトップの4000万円です。

なんて金額なのでしょうか…私のような人間には感覚がおかしくなるような桁です(笑)

 

馬名 繋養国 種付け料
ディープインパクト 日本 サンデーサイレンス 4000万円
ドバウィ 英国 ドバイミレニアム 3750万円
タピット 米国 プルピット 3300万円
ウォーフロント 米国 ダンジグ 2750万円
メダーリアドーロ 米国 エルプラド 2750万円
フランケル 英国 ガリレオ 2625万円
シーザスターズ 愛国 ケープクロス 1750万円
ガリレオ 愛国 サドラーズウェルズ プライベート

(世界の主要種牡馬の2018年種付け料)

 

ちなみに、プライベートと言われる世間に公表していない種牡馬もおり、

その中で最も高いと思われるのがガリレオで、

ディープインパクトよりも高いとの噂もあります。

産駒が今春に日本、イギリス、フランスの3カ国でクラシック制覇を果たし、

世界中での評価もさらに高まり、

今後もディープインパクトのもとに上質の牝馬が日本に送り込まれるという可能性は高そうです。

前記したクールモアをはじめとする世界を代表する名門ブリーダーや馬主が、

わざわざ所有馬を日本へ送り込むことことには、

セリ市では高くて買えないという現実的な理由もあります。

賞金の高い日本で競馬を使うことを前提に産駒の相場は決まっており、

ヨーロッパの賞金で考えると、良血で馬体も伴って良い産駒は価格が高騰し、合わないのです。

よって、所有している中でトップクラスの牝馬を送り込み、

その産駒を所有し走らせることにするのです。

 

馬名 調教国 生年 勝ち鞍
ビューティーパーラー 仏国 2009 仏1000ギニー
サクソンウォリアー 愛国 2015 英2000ギニー
スタディオブマン 仏国 2015 仏ダービー

 

上表の3頭も同じ形で世に誕生した馬達であり、

結果が出ているので、今後もこういった形は絶えず、

世界中で活躍する産駒が出てくる可能性は十分にあります。

 

さて、ここまでいかに世界のホースマン達が本馬の産駒を求めているか、

いかに所有することが簡単ではないか述べてきましたが、

あれっ!?と思いませんか?

日本では、毎年いろいろなクラブで本馬の産駒が上場されており、

金額はさすがとしか言いようがないですが、

私達一口馬主は1/40や1/400の権利を所有するチャンスがあります。

当たり前のようですが、凄いことなんです!!

世界中のホースマンは日本の一口馬主さんを羨ましく思っています(笑)

ただし、これだけ種付け料が高騰すると、

産駒のデキに関わらず販売者側(牧場側)は価格を下げられません。

ですので、出資するとなると、なかなかリスクも高くなります。

よって、いくら経済的な余裕があっても、

馬体をしっかり評価して、産駒の中から良い馬を選べるようになりましょう!