凱旋門賞の匂いがしてくる時期

 

近年、日本調教馬が凱旋門賞へ参戦することが多くなり、いち競馬ファンとして楽しみな時期を過ごしています。

私が競馬を知り、子供ながら(まだ小学生…笑)にサラブレッドという存在にハマり始めた頃は、

サクラローレルが挑戦を表明したり(前哨戦のフォア賞で引退)、

エルコンドルパサーが2着と好成績を残した時期で、

挑戦することは大変なことに思えました。

それが20年経つと…凄いものですね。

それから15頭(2002年~2017年)が挑戦し、勝利にあと一歩まで迫ったナカヤマフェスタ、

そして2年連続2着のオルフェーヴルなど‟勝てるのではないか”ということを日本人、さらに海外の人まで想像するようになりました。

現地の競馬関係者が、「日本調教馬が勝つのは時間の問題で、必ずそのときは訪れるだろう」と、

過去に現地の新聞などで紹介されていました。

 

さて、今年は日本からクリンチャーが挑戦します。

‟とても根性があり、最後まで一生懸命走る馬”と、

レースを観ていて思い、こういう馬は応援したくなりますね。

そして本馬の血統に注目です。

父は、日本ダービー馬のディープスカイ。

種牡馬として供用が開始された当初から生産地での期待が高く、

生産者も自己所有の繁殖牝馬に力を入れて交配してきました。

供用開始から4年連続で交配頭数は100頭を超え、

3年目の2012年には最高の188頭を記録しています。

しかし、種牡馬はどれだけ期待されていても、

すぐに結果を残すことができなければ厳しい現実が待っています。

デビューした産駒が思いのほかすぐに結果を残すことができず…

2015年には交配頭数8頭まで落ち着きました(最高時の4%……)。

その後は毎年30頭前後の交配を行っていますが、

もっと花嫁を集められるだけの種牡馬のポテンシャルを秘めていると個人的に思っています。

なんと言っても、これまでGⅠ勝ち馬を2頭輩出しています。

キョウエイギア(ジャパンDダービー)とサウンドスカイ(全日本2歳優駿)。

ともにダートでの実績であり、他の産駒も同じくダートで成績を残しているのも影響している要素なのでしょう。

クリンチャーとスピリッツミノルが芝で活躍していますが、

産駒全体の適性イメージというのは付くと強いです。

ただし、毎年リーディング30位前後の成績を残しており、

種付け料30万円というのは低評価すぎると感じています。

逆に考えると、コスパが高い種牡馬と言えます。

 

 

祖父のアグネスタキオンの血の威力に期待!!

 

そして、そのまた父のアグネスタキオンは4戦4勝と無敗の競走成績を残し、

種牡馬としても2008年にリーディングサイアーの成績を残しています。

産駒は芝・ダート両方で成績を残しており、

どちらかというと短距離のスピードタイプというよりもマイルからクラシックディスタンスにおいて、

パワーと底力で走る馬が多い印象をもっています。

実際に、直子のアドマイヤオーラが自身とは異なりダートで活躍する産駒を輩出しているのも、

そういった特徴が世代を超えながら特化していった結果、そういった適性を示しているとも思えます。

早くに引退してしまったアグネスタキオン。

同世代では抜きん出た能力の持ち主であり、タフな馬場だった皐月賞を快勝した実績からも、

もし遠征していたら、ヨーロッパの大きなレースも勝てたでしょう。

孫に夢が引き継がれます。

父系を繋いでいくという意味でも、

父の種牡馬としての評価をさらに高めるという意味でも、

今回のフォア賞はただの前哨戦ではなく、重要なレースになります!

なぜなら、出走メンバーに目を向けると、

まるでGⅠレースなのです。

昨年の凱旋門賞の私の本命馬であり2着だったクロスオブスターズ、

昨年のフランスダービー2着馬で今年のサンクルー大賞典GⅠの勝ち馬ヴァルトガイスト、

昨年のBCターフ勝ち馬タリスマニック、

愛ダービー、英セントレジャーの勝ち馬カプリと、

4頭のGⅠ勝ち馬が顔を揃えます。

これだけのメンバーとどういったレースを見せてくれるか楽しみです。

グッドレースを期待しています!!