‟注目の一戦”である野路菊ステークスが行れました。

過去の優勝馬に後のGⅠ馬ラヴリーデイなどがおり、

さらに昨年、このレースを勝ったワグネリアンが今年ダービーを制覇したことにより、

注目度が一気に増しました。

過去にウインバリアシオンとメイショウナルトというハーツクライ初年度産駒のワンツーで決まった年もあり、

血統的に高相性のレースだと感じていたこともあり、

レース前からハーツクライの孫である1番人気ヴェロックス(父:ジャスタウェイ)と、

息子である2番人気カテドラルに注目していました。

結果的に人気と着順が逆になるという結末でした。

さて、勝ったカテドラルですが、

昨年のキャロットクラブツアーにて、実際に1年前の時点での本馬を見ていました。

その時に残した自分のコメントを見直すと、

「 上半身はムッチリ気味だが、決して重くなさそう。

胸の幅は狭すぎず、厚すぎず。

後方からのトモ(腰)は四角で十分量。

良い飛節をしている。

ハーツクライ産駒らしくなく、バランスとれた馬体。 」

と、記しています。

これまで解説した内容のことも含まれています。

上半身が筋骨隆々で立派に見える馬を以前の私は好んでいましたが…

結果が出ず、評価法を変えたことは以前お伝えしました。

本馬は一見、そう見えたのですが、歩様から重さは決して感じられませんでした。

また、スピードの根源である腰の大きさにおいても十分兼ね備えていました。
(こちらから→スピードの根源は『トモ』にあり!!~3点から評価する~ 前編
スピードの根源は『トモ』にあり!!~3点から評価する~ 後編 )

‟良い飛節”とは、今後解説しますのでお楽しみにしておいてください。

最後のハーツクライ産駒らしくないとは、

この時期の全体的なハーツクライ産駒の特徴とは違う印象をもったということです。

胴長に見えて、全身構造がアンバランスに見える産駒が少なくないのですが、

決して走らないわけではなく、むしろそういった特徴を兼ね備えた産駒たちは、

成長とともに背も伸びて最終的にバランスがしっかりとれて、

アスリートとしての身体つきが完成し、活躍します。

非常に成長力ある産駒が多いのも頷けます。

 

今回勝ったカテドラルと同様、1歳の時点ですでに馬体バランスが整っていたのが

代表産駒である上写真のジャスタウェイ。

こちらも産駒に自身の特徴をしっかり伝えています。

コンパクトでバランスの良い産駒が目立ちます。

自身も2歳の7月でデビュー勝ちしており、

産駒がすでにブレイクしていることからも、

これだけではないですが、早期にレースに出走するには、身体のバランスは一つの指標になります。

調教を積んでいく段階で、バランスの悪い馬は一部分に負担が余分にかかり痛みが出たり、

跛行したりと休養が必要になり、順調にいかない馬も少なくないです。

 

さて、カテドラルとヴェロックスは、パドックでの様子やレースから、

まだまだ進化する予感がしますし、どれだけ伸びしろがあるか楽しみです。