想像しているより牡馬との能力差はない

 

最初に…

牝馬を買え!!というタイトルにしていますが、必ずしも強制しているわけではありません!

この世界で働いていて、感じることの一つですが、

1頭を所有する馬主様、そして一口馬主に出資しているお客様に共通しているのが、‟牡馬”を探している方が大勢いるということです。

なかには将来種牡馬になる馬もいますし、そうなった場合に破格の報酬を得ることができます。

そういった馬を見出だそうと探している方は追い求めていただきたいですし、ハイリスクハイリターンの世界なので、そういった馬に巡り合うまでにたとえ収支がマイナスになったとしても納得できるかと思います。

しかし、それはほんの一握りの世界です。

何百・何十分の一であっても出資する以上、大きなお金が動く世界ですし、収支はプラスで楽しみたいと思っている方の方が多いのではないかと思います。

そういう方に一つアドバイスできたらと思い、記事を書いています。

 

ポイント

・募集価格が明らかに牡馬に比べて良心的

・牝馬が牡馬に勝つのが当たり前の時代

・牝馬限定戦がある

・斤量が牡馬に比べて軽い

・牧場が大事にしている馬が上場される

 

まず、普段のレースを観ていて、一昔よりも牝馬が牡馬に混じってレースで活躍する頻度が増していると感じたことはないでしょうか?

実際に集計しているわけではないのですが、下級のレースでも上級のレースにおいても全体的な牝馬の活躍が目立ってきています。

実際に、誕生から育成期まで、そして調教を進めていく中で、両者の肉体的な優劣を感じることはほとんどありません。

一つではないですが、競走馬に仕上げていく段階の人間側の様々な技術の向上もあると思います。

では、なぜ牝馬をお勧めするかといいますと…

能力の差が雌雄の間で大きくないのにもかかわらず、最初の出資する時点で牝馬のほうが明らかに募集価格が安いからです。

とんでもない良血馬、兄弟に非常に実績を残している馬を除き、

ほとんどの場合、価格を決める時点において、牝馬の方が安く設定されます。

昔も今も変わりません。

さらに、牝馬には限定レースも十分あり、能力によってレース選択もでき、牡馬と混合レースで走る場合は斤量も軽いのです。

一つでも多く走ること、そして上位に来る可能性も広げるのに良い条件です。

さらに牧場側の立場として、一頭を一人で所有する馬主さんに販売するのではなく、こういった一口馬主クラブに上場する大きな理由が一つあります。

それは後々牧場に残しておきたい期待の馬だということです。

一口クラブに馬を上場し、現役生活終了後に買い取るという利点があるのです。

馬主さんに買っていただき、現役を終えた後は、所有権が牧場に戻るというケースもあるので、全てが戻ってこないということではないのですが、

クラブに上場するということは、生まれから本馬を見ている牧場側の期待が高いことの表れなのです。

ブエナビスタジェンティルドンナなどの女傑をはじめ、サンビスタ(チャンピオンズカップ)、マリアライト(宝塚記念)、メジャーエンブレム(NHKマイルC)、アエロリット(NHKマイルC)等のクラブ馬の混合戦での活躍ぶりからもおわかりいただけるかと思います。

GⅠレース以外の重賞やオープンレースに枠を広げれば、さらに牝馬の活躍が理解いただけるかと思います。

また、クラブによっては「母馬優先」という条件あります。

母馬を所有していた方に、優先的に産駒も所有できるという条件です。

親が活躍した倍は、自動的に産駒も人気になりやすいですが、定員オーバーになることも少なくありません。

そんなときに、抽選にならず、所有できる可能性が高くなります。

良い馬には集中しやすいので、先々優先的に選べるのはかなりの利点です。

以上のことから、これから一口馬主としてデビューする方にとって、良い馬であれば牝馬を所有することで低リスクからスタートして楽しめる機会も増えると感じています!