紙一重の勝負に勝つには僅かな能力の差がものを言う

 

コンフォメーションはもちろんですが、精神面の優秀さもレースの結果に大きく表れます。

静止状態、そして歩くことを含めた動作の端々には気性や頭の良さなど、精神面が少なからず垣間見られます。

競馬では、人間(騎手)の指示に従わなければならず、いくら速く走る能力があっても本能だけでは大成できません。

人間の指示に従う素直さと、指示を理解する利口さ、そして学ぶことを嫌がらない勤勉さが必要です。

 

 

ポイント

・尾離れが良いこと

・バカより賢い方が良い

・いかに従順かが将来につながる

 

普段私達が馬を見ている時にその一端が見れる時があります。

人間の指示で、立ってほしい場所に正しい足の位置で立つことや、引き手に従って歩く時です。

明らかに落ち着かずにチャカチャカして常に動き、こちらの指示に従えない馬は意外といます。

それに対して、引き手の合図に敏感に反応し、こちらの指示を素直に受け入れられる馬は利口さを感じます。

ここでは‟尾”に注目します。敏感な反応を見せる時、サっと尾を立てます。

この動作を‟尾離れ”と言い、適度な緊張感を馬が感じながら行動を起こしてくれていることの表れだと考えられています。

ここでもう一つ、尾と同じく注目するべき点が耳の動きです。

引き手の指示に従い、それを嫌と感じずに素直に行動している馬は、耳を前方にピンと立て、

首を低くして歩くことに集中しています。

こうした利発さは、競走馬になるための重要な素質の一つになり、馴致や調教の進度にも影響するので、最終的に仕上がりの早さに影響してきます。

賢い馬は、馬同士ではケンカをよくしても、人間に対してはあくまで従順なものです。

歩き始める時、方向転換する時、止まる時の指示を出された瞬間の反応に特に注意して見ましょう。