歩く後ろ姿からわかること

 

前回は、横のアングルからの歩様での注意点を解説しました。

今回は、後ろからのアングルにおいて見るべき点について解説します。

馬を引いて歩かせていただき、私達は後方から動作を観察するのですが、その時に腰と飛節に着目します。

(上写真:赤で囲んだ部分が腰、青で囲んだ部分が飛節)

 

ポイント

・後肢の着地する瞬間に腰が左右にブレないか注目する

・同じく着地する瞬間の飛節にも注目する

・方向を転換する時の動きも観察する

 

腰が貧弱な馬は後肢が着地する瞬間に左右に腰を振ります。それを表現すると‟ブレ”なのです。

腰がしっかりしていれば、踏み込みに合わせて自然と上下するだけで、左右にブレることはありません。

また、同様に着地時に飛節が左右にブレる馬も、腰が甘いもしくは飛節自体が弱いことが考えられます。

良い歩様は飛節がしっかりと着地に合わせて落ち着き、無駄なブレはありません。

後肢からの推進力が速く走るためには必要不可欠であり、そのためには両パーツの強さは求められます。

最後にもう一点ですが、馬が行って帰ってくる時に方向転換しますが、その時の体の動きにも注意してください。

あたふたと歩様を乱したり、立ち止まったりして動作の流れを切ってしまう馬もまた腰の弱さ、そして身体の柔らかさに欠けます。

可能であれば、右回り左周りの両方を見るべきです。片方の腰や脚に何か欠陥がある場合があるからです。

静止状態で横から馬を見て、とても筋肉質で立派な馬だから力強そうで歩様も大丈夫というわけでは決してありません。

スムーズに回って体を移動させることが理想です。

最初、見たばかりの時は分かりにくいかもしれませんが、何度もいろいろな馬を見ているときっと自身で判断できるようになります。

内側の強さ・健全性をしっかりチェックしましょう!