尾は長くて力強さが感じられるのが理想

 

動く時に、尾はバランスをとる役割を担っています。

コンフォメーションの評価するべき部位の一つなのですが、

軽視されているのではないかと個人的に思っています。

ですので、今回は尾から読み取れる馬の資質について解説していきます。

 

馬の尾は、繊細な長い毛で覆われていますが、途中まで尾骨が通っています。

頭側から、腰骨、仙骨に続く脊椎の末端です。

多くの筋肉に包まれていないため、尾部は他の上記の部位よりもはるかに可動性があります。

 

 

尾根には脊椎が存在し、根本にある椎骨の大きさは、

脊柱の丈夫さ、繊細さの指標となると言われています。

大きな尾を持つ馬は、身体の他の部分においても大きくて強い脊椎が存在する傾向にあります。

根本が細い馬は、脊椎が小さく、それに付随する筋肉も細く小さく弱いのです。

 

腰の強さの指標にもなる

 

ポイント

・尾が立派

・静止している時の尾離れにも注目

 

以前にもお伝えしましたが、

スピードは腰を原動力にして生み出されます。

その腰を強力に前へと押し出していくためには、

尾の踏ん張りも必要です。

そのため、腰は大きく、たくましくなければなりませんし、

それに続く尾も立派であることが望まれます。

立派とういう言葉だとイメージしやすいと思いお伝えしたのですが、

具体的には、太くて長いことを意味しています。

横から見て、単純に‟豊かさ”が感じられる尾です。

後ろから見ると、太さがより顕著にわかる場合もあるので、是非確認してください。

 

尾離れ

 

以前、歩様のチェック時にも尾離れに注目すべきとお伝えしました。

尾骨を持ち上げているため、尾が臀端から離れている状態を言います。

馬は緊張した時などに軽く尾を持ち上げます。

例えば、人間が手綱を引いて合図を送ると、それに応えてサッと尾離れする馬がいます。

その姿を見ると、いかにも機敏で程よい繊細さがあって好印象です。

 

上の写真の馬は、軽く尾を上げています。

 

それに対し、こちらはベタッと尾を下げています。

もちろん立ち姿を見ていると、ずっと尾離れしているとは限りませんし、

リラックスして尾を下げても特別減点にはしません。

ただし、多くの時間軽く尾離れしている姿は、

適度な緊張感を保つことができるという精神面の強さも感じさせます。

そして、尾を持ち上げておくには尾骨に力を入れています。

それを何気なく続けられるということは、

尾骨の力が強いこと、腰が強いことにつながると考えられます。

写真で尾離れが見られなくても、実際にツアーなどで馬を見る際には、

注目して見てください!