先日、管の長さについて前肢と後肢での理想の比率について解説しました。

その内容の中でも、この部分の丈夫さががどれだけ大事かということをお伝えしました。

先日、日本ウマ科学会主催の学術集会(学会のようなもの)が開催されたのですが、

その中で本記事にも関わる興味深い内容の発表がされていたので、

ここで紹介したいと思います。

馬のバイオメカニクスに関する発表という演題でJRA総合研究所の方が発表されており、

その中で浅指屈腱にかかる力を具体的に研究した内容でした。

力を測定するセンサーを浅指屈腱に挿入し、腱にかかる力を測定し、

さらに床反力計と動作分析を組み合わせた逆動力学を用いて推測を同時に行い、

腱センサーの値を校正して導き出しています。

その結果、

常歩では約360kg重
(*常歩(なみあし)→パドックでゆっくり周回している時の歩法)

速歩では約640kg重
(*速歩(はやあし)→対角線上の前後肢が同期して動く歩法)

駈歩(9m/s)では約750kg重の力が浅指屈腱にかかることがわかりました。
(*駈歩(きゅうほ)→かけあしの状態。常歩、速歩、駈歩の順にスピードが上がる。)

 

ダートと芝(地面の環境の差)で負荷のかかり方に大きな違いはあるのか、

体重によってどれほど差があるものか等、個人的に演者に質問したいことがいくつかありますが、

発表現場にいなかったため、いつか機会があれば聞いてみたいと思います。

ただ、これまで走行時に1本の肢には1トン以上の負荷がかかると言われてきたものが、

“浅指屈腱”という具体的な部位にどれほどの負荷がかかっているの示されたものはなかったので、

それがわかったことはすごいことと思います。

自分の手や足に数百キロの負荷がかかることを想像してみてください。

とんでもないですよね。

しかし、馬はそのような状況下でアスリートとして生きています。

改めて、肢の健常さの大切さが浮き彫りになったと感じています。

 

 

 
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