現時点で健全な馬を選ぶのが一番!

 

馬体の評価をする際に、怪我をしない馬を選ぶということは、

絶対がない世界ですので、とても難しいことです。

しかし、大事なことです!

応援、または投資するからには少しでも丈夫に走り続ける馬を所有したいですよね。

私は強くそう思っていますし、読んでくださっている皆さんも同じだと思います。

今回は、その中で将来故障につながる部位として最も頻度が高く、

注意してチェックするべきコンフォメーションについて解説します。

 

前膝の位置に注目

 

ポイント

・凹膝は前膝に負担がかかりやすい

・弯膝は球節に負担がかかりやすい

 

出資馬名簿(カタログ)を見る時に、真横からのアングルで、

まず、馬の全体像を見ずに‟前肢だけ”見てみてください!

 

 

上腕から球節にかけてのラインを見ると、

3つの形があります。

前膝の位置に特に注目します。

上の図をご覧ください(毎回、手書きですいません…。ただし、実物よりもわかりやすいかと思います。)。

Aは、上腕から膝、球節とそれぞれの関節をつなぐラインが直線になっています。

いわゆる標準の形です。

それに対して、B凹膝と言われます。

膝が凹んで後方に位置しているように見え、球節がより前方に位置します。

「膝そり」とも言われます。

C弯膝と言われ、Bとは逆に膝が前方に位置して「くの字」形を形成し、

球節の位置が後方になります。

前肢の故障が少ないのは明らかにAのコンフォメーションを兼ね備えている馬達です。

全力で疾走する際に、1本の足に1トン以上の体重がかかると言われています。

それだけの衝撃をそれぞれの足は受け止めます。

ですので、着地して、前方に体重を移動させる際に、

膝や球節に付随している腱や靭帯は伸縮しながら効率よくその動作ができるように手助けしているのですが、

Bの馬は静止している時点で膝がそっているため、最初から腱・靭帯の緊張が標準の馬よりも増しています。

ここにさらに大きい負荷かがかかるので、痛めやすくなります。

上図の青い点線に注目してください。

上からの負荷(体重)のかかる方向を示していますが、真っ直ぐに下にかからず、

斜め前方にかかります。

これが、膝の腱・靭帯により大きな負荷をかけることにつながるのです。

膝関節を形成している骨の圧迫骨折や剥離骨折も同様に起こる可能性が増します。

骨への衝撃も大きいのです。

それに対してCは、膝への負荷は標準よりも大きいですが、Bほどではありません。

しかし、負荷のかかる方向が後方に移ることにより、

球節への負荷がより大きくなります。

球節の後ろ側を走っている繋靭帯や、靭帯が附随している種子骨の軟骨が損傷を受ける可能性が増します。

繋靭帯は、球節から繋にかけて沈下する(下に沈む)動作を調整している組織であり、

非常に重要な部位であり、同時に繊細でもあります。

これだけが原因とは言えませんが、

出走回数が少ない馬や、デビューが遅れる馬で標準以外のこういったコンフォメーションの馬が多いのは確かです。

なかなか強い調教ができなかったり、一度のレースでの膝への負担が大きく、

間を開けてレースに出る必要があるからです。

膝関節への負荷は、急にブレーキをかけたり、

走る方向を変えたりする動作のときにも大きくなるので、

競走馬にとってはいつもこのリスクと隣り合わせということになります。

ですので、私は総合的に良いコンフォメーションの馬でも、この部分に明らかに難があると評価した馬は買いません。

皆さんも、馬を選ぶ際には注意して見てください!

 

 

 

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