盲点になりがち

 

肘は、前肢において、太い筋肉に覆われていない中で最も高い位置に存在する関節です。

上図の黄色の〇で囲んでいる場所です。

橈骨が肘関節を介して上腕骨を支えています。

尺骨は橈骨と癒合しており、端の肘関節は肘関節における進展角度を制限しています。

 

肘は真っ直ぐ

 

ポイント

・前肢を前に出す作用点として機能している

・肘の可動範囲は55~60度

・肢が真っ直ぐ前方に出る

 


(緑で囲んだ〇の部分が肘関節)

肘は正面から見ると、前腕の上に真っ直ぐの位置にあるべきで、

内に入っているように見えたり、

逆に外に出ているように見えるのは理想ではありません。

 

側面から見ると、肘の先端は、キ甲よりも前に位置するのが良く、

肘部分がメリハリがあるようにくっきり見えると、なお良い印象を持ちます。

さて、動いている時に注目するべきことがあります。

歩様をチェックする時に正面に立って見た場合、

肘の位置を中心として見ると、肢がしっかりとまっすぐ前に出ない馬がいます。

肘から肢先までのラインが、内側もしくは外側に傾いて、

そのラインが斜めに傾いているように見えることがあるのです。

こういった場合、肘よりも下に位置する関節、特に球節に余分な負担がかかり、

跛行などの原因疾患にもつながることがあります。

健康な馬を選ぶことに重点を置く場合、ここはチェックしなければいけません!!

以前、歩様の見るべきポイントお伝えしましたが、

今回の内容も是非とも頭に入れておいてください。

次回、さらに詳しく解説します。

 

以前、解説した歩様についての記事です。

↓こちらから↓

「良い馬に巡り会うため① -歩様のチェックPart1-」

「良い馬に巡り会うため② -歩様のチェックPart2-」

「良い馬に巡り会うため③ -歩様のチェックPart3-」

「名馬の歩様を目に焼き付ける」