真横から前膝を見る際の大事なポイント

 

これまで何度かに分けて、

 

前肢、そして前膝を正面・真横から見たときの評価法をについて解説してきました。

 

今回は、真横から前膝を見る時に是非注目して見てもらいたいポイントを解説します。

 

(関連記事→凹膝、弯膝とは…!?

 

馬にO脚は存在するのか!? ~アスリートとしての影響は??~

 

O脚とは逆のX脚 ~アスリートとしての影響は??~

 

と、その前に前膝から下部分の構造について少し解説しておきます。

 

これを頭に入れて読んでいただいた方が理解しやすいかと思います。

 

 

 

前膝の下には第三中手骨という骨はあり、

 

そこに前方には総指伸筋腱が附随して走行しており、

 

後ろには上図の通り3つの靭帯・腱が同様に走行している構造になっています。

 

この部分は筋肉がない場所であり、

 

体を動かすときにはこれらの構造バランスは非常に重要です。

 

さて、本題に入ります!

 

大きなくびれ(くぼみとも言う)を見破る!!

 

ポイント

・極端なくびれのコンフォメーションは慎重な評価が必要

 

 

上の写真をご覧ください。

 

前膝から中手骨にかけて移行する部分の前と後ろにそれぞれ「くびれ」があることがわかります。

 

は後ろに、は前に見られます。

 

実物の写真だと、それぞれ以下のように見えます。

 

 

後部に大きなくびれ(くぼみ)をもつAの馬は、

 

もともとの中手骨の長さの個体差ももちろんありますが、

 

くびれのない構造に比べて中手骨に付随する屈腱の直径が小さい傾向があり、

 

腱の面積も同様に小さくなります。

 

大きな体重がかかるなかで、

 

伸縮して運動をスムーズにしていますが、

 

面積が小さければ負担がかかりやすく、故障につながります。

 

皆さんも耳にしたことがあると思いますが、

 

屈腱炎とはこの部分の強い炎症によって起こる怪我です。

 

また、前膝を構成するいくつかの骨が小さくてこのように見える場合もありますが、

 

そのように関節が小さい場合も負担がかかり、

 

怪我するリスクも高まります。

 

 

前に大きなくびれがあるBの馬ですが、

 

膝関節から第三中手骨への連結がスムーズでなく、

 

附随している腱に負担がかかります。

 

運動負荷が大きくなればなるほど(調教強度が上がる)、増します。

 

修行時代に、アメリカ人がこの部分のコンフォメーションをとても気にしていた記憶があります。
(☆詳しくは次回以降にお話します☆)

 

以上2つのコンフォメーションについてお話しましたが、

 

両方とも‟極端な場合”ということを覚えておいてください。

 

ある程度のくびれはほとんどの馬に存在するので、

 

くびれがあるからダメ!というわけではありません。

 

 

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