健全性と身体能力を測れる部位の一つ

 

これまで前肢の膝(=腕節)の健全性を見極める方法を何回かに分けて解説してきました。

横と正面からのアングルでそれぞれ解説してきましたが、

1歳時点でのこの部分のコンフォメーションに着目して、私はこれまでデビューした馬達の競走成績を後追いしています。

すると、ここ数年において成績に大きな傾向があることが明らかになってきました。

以前、「【必読】2つの注意すべき膝の形 ~横から見る場合の着目点~」の記事の中で、横から見た場合の理想的なコンフォメーションと逸脱しているものをお伝えしました。

 

 

さて、上の写真の馬の前膝と下の写真の馬の前膝、どちらが理想的かわかりますか?

 

 

以前、上記の記事を読んでいただいてる方であれば一目瞭然だと思います。

上の写真の馬が理想的なコンフォメーションです!

ここで構造について改めて解説することは控えますが(もう一度おさらいしたい方は上の題名をクリックしてください)、

前膝から管へと連結する部分は靭帯や腱の構造にも影響し、それは運動機能にも関わっています。

外観上から肢における健全性を見極める(球節や繋の健全性にも関わっている)ということでこれまで解説してきましたが、

他の全身構造が申し分ない馬達で、この部分に着目して外見上の形を比較しながら見てみたら、

その後の競走成績において、圧倒的に理想的なコンフォメーションをもつ馬の方が良績を挙げていて、出走回数も多いことがわかってきました。

これは何を表しているかというと、いくら能力が高くてもこの部分の構造がしっかりしていないと、

元も子もないということです。

脚元に不安があれば思いっきり調教できないですし、レースにも頻繁には出走できなくなります。

順調に調教を積めることが理想の成長曲線を描くことに繋がりますし、競走馬として活躍するには重要なことです。

お手元のクラブ募集馬カタログを見てみてください。

今年、1歳時点における前膝におけるコンフォメーションを見ると、

桜花賞を制したグランアレグリアをはじめ、今年クラシック戦線を沸かせている有力馬たちが理想的な前膝のコンフォメーションを兼ね備えていることがはっきりとわかるはずです。

 

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