種牡馬を身近に想像できる時代に

 

日本の競馬において、20年前と今とで違うことはたくさんあると思いますが、その一つとして、

‟現役時代に日本で活躍した馬達が種牡馬となって、成功をおさめている”ということが挙げられます。

つまり、現役時代の自らの目で見て知っている馬の産駒を購買すること、出資することができるということなります。

これは非常に大きいことで幸せなことです。

一昔前は海外から輸入される種牡馬の産駒が好成績をあげることが多く、上位を占めるということが珍しくなかった時代でした。

私が競馬に夢中になり始めたときも、ノーザンテースト、リアルシャダイ、トニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスといった海外で生産されて走った馬達の産駒が大人気で、いつもPOGなどで抜群の人気になっていました。

それに比べて現在(2018.6.26現在)は、ディープインパクトとキングカメハメハという不動の大種牡馬から成るリーディングのトップ10の中に、日本でレースをしていないのは6位のハービンジャーのみなのです。

上記の種牡馬たちの遺産であり、時代の変化を感じています。

ここで注目すべきことは、

種牡馬の幼少期、そして育成期などのデビュー以前のことを知っているということは私達にとってかなりのアドバンテージになり得ます。

なぜなら、自身とその産駒たちとの比較ができ、デビューする以前のある一時点での馬の評価につながるからです。

 

セレクトセールでの評価に注目

 

現役時代に魅せられて、ある馬の産駒に将来夢を託したいと思っている方もいらっしゃると思います。

初年度産駒のデキが気になりますよね。

私もその一人です。

新種牡馬の産駒に出資するかどうか考えた時に、全体としての評価はどうなのか知りたいところです。

なぜ‟全体”なのか…

それは、産駒が1頭ではなく何十頭、人気種牡馬であれば毎年百頭以上生まれてくる中で、

成功するにはその中の1頭が走ればよいというわけではなく、どれだけ多くの産駒が良成績を挙げるかが大事になってきます。

私達にとっても、少しでも高い確率で活躍する産駒を出す種牡馬に出資したいと思うのは当然のことかと思います。

そこで一つ参考になるのが、セリ市での評価になります。

そして、初年度産駒である当歳の最初の評価が見れるのは、今日明日(7/9、7/10)開催されるセレクトセールです。

セレクトセールでは、これまでの実績から明らかなのは必ずと言っていいほど、毎年上場馬の中から将来重賞を勝つ馬やG1を勝つ馬が出ています。

購買者(馬を見る専門家を含む)にとっては、まずこのセールに参加しよう!と思うでしょうし、

販売する生産者にとっては、それだけモチベーションの高い購買者の方々に自慢の生産馬を見ていただきたい!と思うのです。

ですので、良質馬が多く上場され、将来活躍する馬が出る確率が大きいセリ市として確立されており、

上場される馬達はその世代のトップクラスであることが多く、ここでの評価が全体として指標につながります。

例えば、産駒がデビューし、早速勝ち馬が出て好スタートをきったジャスタウェイですが、一昨年・昨年と本セールでとても高い評価を得ていました。

28頭の取引馬の中には1億5千万円を上回る馬が2頭おり、その他にも2頭を除いて全て1千万以上で購買されていました。

デビュー前の種牡馬産駒としては異例とも言える高評価です。

それだけ全体としての産駒のレベルが高いということが言えると思います。

昨年開催されたサマーセール(5日間開催)においても、開催日の最高価格で取引される馬が出ていました。

今年も初年度産駒、そして2世代目の産駒が上場されます。

上場馬1頭ではなんとも評価が難しいところですが、数頭以上出ている馬では、

ドゥラメンテ

ミッキーアイル

モーリス

アジアエクスプレス

エピファネイア

キズナ

ゴールドシップ

フェノーメノ

マジェスティックウォリアー(日本での供用として)

ラヴリーデイ

リアルインパクト

リオンディーズ

ワールドエース

先々出資しようと考えている種牡馬がこの中にいましたら、是非注目して見てください!