毎月愛馬に走ってほしくないですか!?

 

中央競馬に所属している馬達は1年で何回出走しているかご存知ですか?

実は、私も自分で計算したことがないので正確な数字はわかりません。

ただし、以前聞いた話によると3~4回と記憶しています。

これはGⅠレースに出走するようなオープン馬から未勝利馬まですべて含んだ数字です。

少なく感じますか?

それとも多く感じますか?

競馬を知った頃、なんでこんなにレース間隔が長いんだ!?と疑問に思ったことを鮮明に思い出します。

この業界に入って働いてる今でこそ、1回のレースを走ることの大変さ、

そしてそこに向けて仕上げることと、ピークを維持することの難しさを知っているので、

「人間の運動会のように毎週走る気になったら走れるんだよ!」とは言えないことにも納得できます。

しかし、先程の質問を自分自身に投げかけたら、

出走する回数が3~4回というのは少なく感じます。

平均の数値なので、誰もが自分の所有する馬はそれよりも多く走ってほしいと思うのは常でしょう。

実際、これまで私が一口馬主として出資してきた馬は、

この平均数の倍以上は出走しています。

頑張ってくれていてありがたいと心から思っていますが、

それも健康で怪我をするリスクを少ないコンフォメーションの馬を選ぶことを常に意識しているからこその結果かと思っています。

違っていたらどうしましょう…(笑)

無理だと言われることが少なくないのですが、1年で12回出走して、その中で勝ち星を挙げることは無理ではないと思っています。

そして、そういう馬を選ぶべきですし、その努力を馬選びの際からすると本当に楽しいですよ。

 

丈夫で鍛えがいのある馬を常に求めるホースマン達

 

日本馬の5代血統表を見ていると、

未勝利馬の(もしくは近親に活躍馬がいない)母馬に実績ある種牡馬(リーディングサイアーもあり得る)を配合して生まれてくる馬が珍しくありません。

競馬の血統の考え方や文化は国々によって様々ですが、

米国はわかりやすく説明すると、

繁殖牝馬も種牡馬もランク付けされています。

ランクが高い方からA、B、Cといった具合です。

そして、数はピラミッド状になっており、最下層のCが多く、頂点の最上層のAが少ないといった構図です。

ですから、血統(ブラックタイプ)や競走実績によって配合する時点で極端に差のあるランク同士の馬が配合されることは少ないのです。

それは後々、馬の価格にも大きく影響します。

当然、ランク付けが高い馬同士の間に生まれた子ほど高価格の傾向が高まります。

将来、走る可能性が高いのも事実です。

しかし、それはあくまでデビューする以前の話であり、全てではありません。

いざ、走り始めたら、以前の評価が覆ることも少なくありません。

向こうで知り合ったホースマン達の中で、そういったAランクの馬に目も向けずに、

それ以外で、丈夫で鍛えがいある馬を見出すことに執念を燃やす人たちがいました。

競走馬の本質を考えて、生きていくには走らなければなりませんし、

それを可能にするには鍛えぬいて多くのレースに出走させることが大事と考えていた人達でした。

そのためには身体構造を見ることを無視することはできないのです!

その姿勢を学び、ヒントをもらい、

自分でさらに考えて導き出している内容がいくつもあるので、

皆さんにとっても役に立つと思います!

馬体の見るべきポイントは、これまで解説してきたこと以外にもまだまだありますので、お付き合いください。