気付きのヒントはあらゆるところに

 

今から約二千五百年前という大昔に書かれたのにもかかわらず、

現代でも絶大な影響力を誇る古典があります。

それが兵法書の『孫子』です。

著者と言われる孫武が活躍したのは春秋時代末期であり、

ちょうど周という王朝の戦乱状態がエスカレートした時期でした。

孫子は時代やジャンルを超えて、

‟最高の戦略教科書”として、名勝負師や経営者の座右の書となり続けてきた古典です。

その愛読者のリストには、驚くべきビッグネームが並びます。

ソフトバンクの創業者・孫正義社長や、

マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツの二人もそうです。

私はある時に書店でこの書籍を手にし、

その場で食い入るように読みました。

戦争の時代に、やり直しの利かない一発勝負を常に制してきたと言われる競争状態での原理原則はどのようなものなのか、

いろいろ現代のことに置き換えながら、活かせる内容があるのではないかと思ったからです。

読んでいくうちに、自らが優位に事を進めるために、

特別なことというよりもむしろ基本的なことを徹底的に行っていることがわかりました。

戦略の内容は多く挙げられていますが、その中で一つ、

「相手のことを知り尽くして、自分のことも知る。」

といった内容があります。

スポーツの世界でいえば、相手を分析し研究して試合に臨むということに繋がります。

 

まずは新馬・未勝利の数を把握する

 

競馬においては、こちら側を所有馬として考えたら、

相手とは他の馬、そしてそれだけではなくレースに影響するいろいろな条件も含まれるはずです。

出走頭数、天候、レースでの騎手の判断などなど…。

そして、唯一こちらが自ら決めて変わらない条件があります。

それはレース、すなわち競馬場と距離(芝・ダート含む)です。

いやいや、そんなこと知ってるよ!と、誰もが思っているかもしれませんが…

話はここからです。

中央競馬で長く競走生活を送るためには、

まず1勝しなければなりません。

新馬戦でなくても、未勝利戦でも構わないので、勝つことが条件です。

今時期、昨年デビューした3歳世代の未勝利のレースが残りわずかになってくる時期です。

さて、皆さん、中央競馬において一つの世代における新馬戦・未勝利戦がいくつあるかご存知ですか?

そして、その中で距離・芝・ダートなどのそれぞれの条件の全体に対する割合は把握していますか?

それぞれ全て均等なレース数があると思いますか?

そうではありません!!

どんな条件でも負けない馬なんてほぼいませんし、

日本の競馬において、どのような条件のレースが多いのか把握しておくことは非常に大事です。

それを含めて馬を選んだ方が良いです。

次回、具体的な数字を入れながら解説していきます。