競馬は強い馬を作ることで成り立っている

 

競馬は強い馬を生み出すことで大きなお金を生み、

基本的に血統のためにそのお金がつぎ込まれます。

そして、お金がつぎ込まれた血統が、

また強い馬を生みます。

ただし、血統が良ければ、

全て素晴らしい馬が馬が生まれるとは限らず、

馬を選ぶ際には要注意して、

目の前の馬の体をしっかり見ることの必要性を本ブログでお伝えしています。

しかし、生産する者にとっては少しでも血統の良い繁殖牝馬を導入し、

良い種牡馬を交配することが何より優先するべきことで、

ベストトゥベストの配合が、

極端な話ですが未勝利馬と未勝利馬の子よりも優れた子を産む可能性が高いものです。

 

サラブレッドと言っても、能力はピンからキリまでです。

そして、トップクラスの馬においては、

ほんのわずかな差を積み上げることによってスピードを育ててきた品種が、

サラブレッドと言えます。

彼らは種としての能力の限界で戦っています。

ですので、トップクラスになればなるほどわずかな差が絶対的な差になります。

 

歴史をさかのぼってみてもそうですし、

現在も今後も、

競馬が続く限り変わらないことでしょう。

 

距離適性が最も問われるのがダービー

 

 

前回の記事で、

最高のデキの産駒同士が戦えば、

トップの種牡馬の産駒の方が強い場合がほとんどであることをお伝えしました。

その最高のデキの子供同士が走るのがGIレースです。

そのハイレベルのレースこそ、“血統”の出番と言えます。

 

ここで一つ例を挙げます。

キングカメハメハ、ダイワメジャー、

キンシャサノキセキ、ヘニーヒューズの産駒がダービーで戦ったとしましょう。

全てトップクラスの馬ばかりで、

レベル的には互角です。

母馬のことをここで無視して、

あくまでも種牡馬だけで判断したとします。

どの産駒もデキが良いです。

この場合、

100回戦ったとして95回近くキングカメハメハ産駒が勝ちます。

ちょっとでも競馬の血統というものを知っている方であれば、

おそらく誰からもこの結論に異論は出てこないはずです。

なぜなら、他の種牡馬の距離適性のピークはすべて2000m以下にあるからです。

それがトップクラスの戦いであればあるほど、

競走馬の距離適性ははっきりと出ます。

競走馬が最大限に力を発揮できるピークの幅はそんなに広くはありません。

3歳時点で2400mという経験の少ない舞台も、

それを如実に表す一つの要因です。

まれにオールマイティな距離で力を発揮する馬が出現することもありますが、

そういう馬はあくまで例外です。

 

血統の土壌を作り上げるのはステイヤーの存在

 

 

血統の土台を作り上げるのは種牡馬です。

近年、エアグルーヴやシーザリオなどの競走馬として

かなりの成績を残した牝馬の子が活躍していますが、

牝馬の力はもちろんありますが、

優れた種牡馬の血が繁殖牝馬の中に潜り込んで血統土壌のレベルを上げているのです。

しかし、いくら優れた種牡馬であっても、

それがスプリンターやマイラーだったら、

そればかりでは実は肥やしになりません。

サラブレッドがトップレベルに達するためには

スピードに加えてパワーとスタミナが必要不可欠な要素です。

スプリンターやマイラーには血統土壌を肥やすほどの

スタミナやパワーともに欠けているのです。

確かに種牡馬のスピードは子供に伝わりやすく、

手っ取り早く成功馬を量産できる可能性はグッと高まるので、

すぐに結果を出したい生産者にとっては

スプリンターやマイラー種牡馬は非常に合理的な存在です。

それに対して、

豊富なスタミナやパワーを抱えるステイヤー種牡馬は、

日本の現在のスピード競馬で即結果を出せるだけのスピードを伝えることはできません。

ただし、スピード力だけ追求し、

そういった能力に優れた種牡馬だけを配合していくと、

そのファミリーからスタミナ、パワーの質が失われていきます。

そうなんです、

ステイヤー種牡馬は競走馬を生産するため(すぐに結果を出すため)にばかり存在するわけではありません。

優れた繁殖土壌を作り上げるための宝となる存在なのです。

 

種牡馬と繁殖牝馬は役割が異なる

 

 

サラブレッドはスピードを追い求めて進化してきた種であり、

スタミナやパワーの部分を少しずつ削りながら

スピードを高めてきたということは

これまでの分を読んでいただければわかっていただけるかと思います。

 

「いや、違うのではないか??」

 

と思う方もいるかもしれません。

あくまで競馬歴20年、そして馬産の世界で10年働いている私が、

毎年生まれてくる馬たち、

そして彼らが競馬場で走る姿を見て感じていることなので、

的外れではないと自負しています

 

種牡馬を厳しく選別することによって、

種としての進化を加速させてきました。

ある種牡馬が生涯に残す牡馬産駒のうち、

種牡馬として父系をつなげられるのはほんの数頭です(もちろん例外もありますが)。

それ以外の産駒は、残念ながら子孫を残すことなく消えていきます。

厳しい選別をくぐり抜けて生き延びる牡は、

最も本質的な部分を伝えなければならない存在なのです。

その本質的なものとはスピードであり、

したがって父系は思う存分その要素を伝えるのが役割です。

そのためにしばしば他の要素を削ることも確かです。

 

一方、牝馬は牡馬のような淘汰の対象ではなく、

素晴らしい結果を決して残せなくても

牧場に戻り子供を生む仕事が待っています。

全ての牝馬が繁殖牝馬として生き残れるわけではありませんが、

同世代に生まれた半分くらいの牝馬は生き残るはずです。

ということは、牝馬はスピードにおいて種牡馬ほど選別された存在ではありませんが、

それ以外の部分(スタミナやパワー)では

多くのものが自ずと保存されているということになります。

繁殖牝馬、

あるいは母系の仕事はまさしく、

そのようにして最前線にいる種牡馬から失われた要素を温存し、

父系にプラスできる豊かなものとして還流することに他ありません。

種牡馬がスピードを伝え、

繁殖牝馬がスタミナ、パワーを伝える、

そうした分担が遺伝という中できっちりと行われていることが

何より重要です。

これは動物種の中でも、サラブレッドにだけ見られる特殊な遺伝様式です。

 

 

さて明日は、

これまでの内容をふまえて、

父系と母系から受け継がれる血統の構成パターンを2つに分けて、

ダービー馬となり得る、その可能性がグンと高められるパターンを

掘り下げていきます!

 

 

最後に、競馬を楽しみながら、勝つことは可能です。

ご紹介します。

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