理想的な一口馬主とは

 

一口会員として投資する人たちは、心から競馬やサラブレッドが好きなのだと思います。

たとえビジネスとして考えていても、好きでなければ参加しないはずです。

一口会員の負担は、1頭を一人で所有する馬主の負担に比べると軽いものです。

しかし、

「損をしても構わない」、「ダメな子ほど愛情がわき可愛い」などの気持ちで挑んでいるとすれば、

反省の余地があるのではないかと思います。

もちろん結果として損をする可能性は十分あります。

損をしても支障のない程度で投資することはもちろん前提です。

生活が壊れてしまったら、元も子もないですよね。

そして、いくら「夢」と心得ていても、実利が伴わなければいつか嫌気がさしてしまわないでしょうか。

私個人の意見ですが、日本の競馬産業は大きな変革期を迎えていると思います。

バブル期以降、馬券の売り上げが激減し厳しい期間もありましたが、

皆さんのような競馬ファンに支えられ、昔以上に多くの人に競馬は認識され、一昔前のギャンブルという強いイメージは薄まり、スポーツ、そして文化として受け入れられ始めていると感じています。

今後、より一層競馬ファンが愛馬を見つけ、応援し、出資する機会も増え、馬券以外にも競馬に参加する新たな文化ができると確信しています。

競走馬に興味を失ってしまうとすれば、競馬界にとっても損失です。

なので、前回の前編でお話したのと同様に、理想の一口馬主とは、やはり稼ぐ馬に投資して、長く一口馬主ライフを続けてくれる人だと思います。

そのためにも「馬を見る目」が必要なのです。

 

いかに本気でやるか

 

成果を求める姿勢になれば、出資馬選びにより厳しくなり楽しくもなるでしょう。

これまでのブログの内容を知っている方であれば、真横の立ち写真だけでは情報不足であることを感じるはずです。

上から目線で言っているつもりは全くありませんが、その意識になって「当たり前」なのです。

実際に、ホームページで前・後ろの写真はもちろん、歩様の動画まで見れることもあります。

また、出資金額についてよく考える必要があります。

例えば、レースに勝った場合、賞金の何分の一が入るのか、

募集価格と預託料などの出費に見合う配当を得るためには、その馬がどの程度活躍する必要があるのか。

そういう金銭の出入りを、一度きちんと試算してみるべきです。

その過程でわからないことに気付いたら、カタログの説明書を読んだり、それでもわからない場合はクラブ会社に問い合わせてみればよいのです。

丁寧に答えてくれるはずです。

 

真剣に見る

 

皆さんにはそれぞれ本業があり、忙しい日々を送っていることと思います。

しかし、せっかく馬に出資したら、本馬の真価をきちんと見極める必要があります。

デビュー前からクラブから成長過程や調教の報告が届きますし、

いざ出走するとなったら、自分でも競馬場へ行ってパドックやレースを観たり、どうしてもいけない時はビデオに録画することもできます。

もし、本馬が走らなければ、なぜ走らないのか、走る馬と比較して考えます。

それこそ良い馬を見出そうとしている者の通る道であり、私自身も今現在、そしてこれからも通る道です。

私は普段馬の診療もしており、病気になったり怪我をした馬を見ない日はないくらいです。

しかし、これらの疾病を見極めるためには正常な馬を知っている必要があるのです。

それがわからなければ、苦しんでいる馬達を救うこともできません。

良いこともその逆のこともたくさん知っておく必要があるのです。

それが経験となり、先々に活かされます。

馬を選ぶ時にも同じように教訓を活かして、確実に「走る馬」を見つけることです。

そのために、なるべく多くの馬を見た方が良いのです。

クラブ会員の馬への見方、意識が厳しくなれば、クラブもより真剣に企業努力するようになります。

それが、後々日本の競馬のレベルの底上げになるはずです。

一口馬主というシステムは、確実に競馬界の一翼をになっているのですから。

ですので、これからも皆さんに、微力ながらそのお力になれるように現場から発信していこうと思っています。

まだまだお伝えしたいことがたくさんあります!

今後もお付き合いください!